2020年1月16日木曜日

[消えゆく景色]



形ある物は無くなってしまう。
この世に永遠という物は無い。
朽ちていく姿。
それもまた何故か心惹かれる。

路地裏を探検すると一軒の廃屋。
かつて土蔵だったのか。
白壁があるし、その上に張った板も見える。
でも、それらが剥がれて中の土壁がむき出し。

その先を歩くと、同じような廃屋の取り壊し作業をやっていた。
この廃屋もいずれなくなるのだろう。
そうやって昔の建物が次々と消えていく。
新しい家が建つと、そこに何があったのかが思い出せない。

消える前にまた訪れよう。
写真を撮るということは記録を残すという行為でもあるから。




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