2020年1月20日月曜日
[写真の掲載を考える] ウェブ掲載の意義と異議
写真家ってのは撮ってなんぼの世界だが、ネットに画像をアップする事に対して色々考えてしまう。複雑な気持ち。悪用されるのがコワイ。
反面悪い面だけではなく、良い面もある。仕事として採用されたりね。これまでも何度もあって、作品を購入して下さったり、教科書に採用されたりと色々。メールで問い合わせがきて、有り難いことに、大体すぐお仕事成立となっていた。でも、ここ最近はネットを疎かにしてるので、怠けているぶん問い合わせが減っている。それを考えれば作品をウェブに載せていく必要性がある。画像をダウンロード出来ないようプロテクトをかける事も出来るが、たとえば担当者が社内外でプレゼンをかける為に資料作成するとかになると、ウェブ画像を落とせた方が都合がいい。そこでジレンマに陥る。
対策のひとつとしてはクレジットを入れる。ウォーターマークを入れる。
そうすることで、そこそこの対策になる。
ちょっと調査がてらグーグルで「写真、掲載」で検索をかけてみた。
そしたら、トップ表示の上から数番目のブログ記事を見て驚愕、唖然とした。
・・・ネットで拾ってきた画像は、「トリミング」はダメでも「縮小」はOK。出典を明記しましょう。基本的に許可を取る必要はありませんが、中には著作者に直接許可を取らなければ画像を一切使えないサイトもあります。・・・云々。そんな感じ。
冗談でしょう。大いに異議あり!
基本的に許可を取る必要がないなんて、あり得ない。
●転用の場合には必ず運営者に問い合わせをする。
●使用許可を求める。
●有料か無料かを確認する。
●クレジットを明記するか、もしくはどこからの転用かを明示する。
●更に許可を得て掲載してるので転用一切禁止と一文を添える。
こういった手続きを踏まないと転載する資格は無い。と断言しよう。
写真の世界を舐めている。この方は著作権について全くの無知である。
こういった事をする輩が増えていくと写真の文化が衰退していくと思う。
(悲しきかな、そうなっていってるのが現状)
「中には著作者に直接許可を取らなければ画像を一切使えないサイトもある」という部分は「著作者には必ず直接許可を取らなければ画像を一切使えない」と書かないと駄目だ。
またロイヤリティーフリーの会社から料金を払って掲載しているブログも多々ある。
それはロイヤリティーフリーの会社が料金を払った本人(会社)に許可しているのであって、
その本人(会社)がどう使おうが自由であるが、第三者の使用は認められていない。
万が一、そういった画像に手を出してしまった場合には法に触れるのである。
以前、私も実際に無断使用された事がある。
その方には全て私の画像を消去して貰った。
損害賠償まではやらなかったが。
嗚呼、無法地帯となっていくネット世界を危惧してしまう。
そんな経験も手伝ってか、おいそれと作品をアップするのは如何した物だろうと考え更新するのが臆病になってしまっている。今年になってブログを再開したが、無難にスナップ的な写真を多くしている。昨年までは作品性のある写真を意識してアップしていた。今年また作品性が高い写真を載せるかどうかは目下検討中である。様子見ってところか。
●掲載画像の大きさ
これがまた悩ましい問題だ。
自分のメインサイトに掲載している写真は長辺が540ピクセルに統一している。
またブログをやり始めた頃は長辺450ピクセル。と小さめであった。
それが時代とともにブログで扱われる画像が次第に大きくなっていく。
私も時代に合わせて仕方なく画像を大きくしていった。
遂には長辺1280ピクセルまで達した。
1280ピクセルまで大きくすると、やりようによっては悪用可能な大きさだ。
それから時代はまた進む。
どうも今の時代はパソコンよりもスマホ。
日本では特にiPhoneでネットを見る人の数が圧倒的多数らしい。
そうなれば、メインサイトで設定している長辺540ピクセルの大きさで十分ということになる。
なのでブログ掲載の画像は600ピクセルにサイズダウンしようと思った。
が、パソコンで見る人もいるので、スマホとの間をとった。
長辺が900ピクセル。それが今のブログの画像の大きさ。
これもまた時代に合わせて変えるかもしれない。
こんなことで悩んだりするからネットの世界は面倒だ。
いっそ止めたら?ともう一人の自分が囁く。
それでも折角ブログを再開したのだから、せめて一ヶ月は続けよう。
そして、一ヶ月後に自分会議を開いて継続か休止かを決める。
それまでは引き続き自分の好きなようにやるつもりだ。
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そうそう、つい熱くなってしまって、今回の写真の事について書くのを忘れるところだった。
今回のは作品というよりかはスナップだな。
だからといって勝手に使ったらダメ!
こちらは、先日に書いた記事のお散歩レンズで撮ったもの。
ボディキャップレンズなので、気軽にパチリである。
この日は晴天でお散歩日和。
そんな時は青空に抜いて撮るのが一番。
そのまま撮っても面白くないのでカメラを傾けてシュートした。
この傾け具合が大事で、少し角度が違うだけで駄目写真となる。
では、今日はここまで。
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