LEICA Summarit 50mm f1.5で撮る海辺の写真。
包み込むようなフレア。白波に当たる光の滲みが美しい。
レンズが50mmの画角なので、波打ち際が入りきらない。
そこで、ローアングル作戦。
ビーチに横に寝っ転がってファインダーをのぞく。
ビーチの石が冷たくて身体が冷える。
でもアドレナリンのせいか全然寒くない。
撮影に集中。
このレンズについては先にもう書いてしまったので、さて何を書こう。
無理に色々書かなくてもいいのだけど。
そうだ。撮影の姿勢だな。
姿勢といっても立ったり座ったりという意味ではない。
被写体と向き合う姿勢ってこと。
今の時代大体のことはカメラまかせでオートで撮れる。
デジタルカメラに標準ズーム一本で大抵の物は撮れる。
そうすると人間は楽するようになる。
ただシャッターを押すだけ。
それで満足なのか。
ん〜、満足してる人もいるか。
私の場合は写真を楽しむ派なので、
色々な事をやって遊ぶ。
今回はカメラにマニュアル単焦点レンズ一本のみというゲーム。
縛りをもうけることで、人間いろいろ工夫するものだ。
たとえば広角レンズがあれば、簡単に手前の波打ち際は画角に入る。
これが標準レンズだと海と空を組み合わせて撮るのか
あるいは海と波打ち際を組み合わせて撮るかの二択に迫られる。
そこで、ビーチに横たわる。すると空、海、波打ち際のみっつ全部入る。
人は考えることで成長する。
アングルの話だけではない。
横たわることによって、海の潮の香りを嗅ぎながら撮れる。
海を五感で感じることで、写真の中に気持ちが入る。
この気持ちを入れるというのが写真の中で一番大切なこと。
先日、生徒さんの講評の時にも講師として同じ事を言った。
そして自分自身も再確認をした。
まあ他にも色々あるけど、長くなるのでこのへんで。
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