全力で追っかけてくるキタキツネ。
撮影場所を移動中に一匹のキタキツネに出会った。
車をゆっくり静かに止めてもらって、そっと窓を開けて撮影。
キタキツネは逃げることなく、そこから離れずにいたのだが、次の場所での撮影があるので車を発進させた。すると、さっきのキタキツネが後方から一目散に追っかけてきた。
私はその時、助手席に乗っていたので、運転はスタッフにおまかせして、カメラを準備した。でも、シートベルトが邪魔をして窓から身を乗り出して撮れない。イライラ。
仕方なく、レンズをつけたカメラを車後方へ向けてノーファインダー撮影。つまり、勘に頼る。ピントはワイド設定にして、ピント合わせは勘では無理なのでカメラの性能に頼ることにした。何枚か続けて連射。そして液晶チェックすると、そのうちの3カットほどが見事にピントを合わせてくれていた。
このキタキツネ。追っかけてきたというということは人慣れしてるということ。自然とつきあう中では動物とのコンタクトは一定のディスタンスが必要だ。でも、このコは通りかかる車の人からエサを貰っているのであろう。人なつっこそうで、車を止めてナデナデとかしたくなる気持ちになるが、そこは我慢。
スタッフ、「スピード上げていいですか?」
私、「はい、先へ行きましょう」
と言いながら後ろ髪を引かれた。
そんな北海道での思ひ出。
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