2020年4月16日木曜日
[最新のカメラは買うな] カメラの購入の話
久々にちょっと長文を書くことにした。以前の続編と言ってもいいだろう。
カメラの購入について。
このブログに来てる人がどんな人なのか、俺は全くわからない。
なので、例によって好き勝手書かせてもらう。
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●最新機に手を出すな。中古を購入すべき。
●高画素機は必要無い。金の無駄。
●先を見据えるならミラーレス機。
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●最新機に手を出すな。中古を購入すべき。
前にも書いたように俺はメーカーの紐付きではない。だから客観的に物が言える。メーカーによいしょした提灯記事とか書くつもりはない。その点ではユーザー目線だから参考になると思う。
前にも書いたように現在2020年4/16時点では、ソニーのカメラが一番お勧めである。これは変わってない。実際俺自身所有してる機材はa7m2とa7m3、それにa6500の三台。いずれも新品で購入せずに、中古品を購入。デジタルカメラは数年ごとにバージョンアップして、新しい機種が登場する。その度に新品を購入するとなると、それなりにまとまった費用が必要となる。
写真を仕事として考えた場合、そのカメラに投資しただけの資金が得られるかどうかを考える。そう考えると多額の銭を使ってフラッグシップ機を買うのはあり得ない。その時は満足感が得られるかもしれないが、デジタルものは所詮水物である。新しい機種が出ると当然以前のバージョンの中古相場も落ちる。ン万円出して買った高価な買い物も半分以下に落ちるのもザラにある。
ちなみにオリンパスのかつてのフラッグシップ機E-M1、フジのフラッグシップ機X-T1も所有してる。どちらも中古で4万程度。安っ。それがデジタルの世界なのだ。
デジタルカメラは進化を遂げてるので、どのメーカーのものを選んでも画質的に差は無い。(実際は、等倍で比べると少々の差はあるけど)なので、慌てて最新のカメラには手を出すのはお金に余裕があって、幾らでも使える富裕層に任せておけば良い。庶民は新しもの好きの富裕層が手放した型落ちのカメラを買えば良いのである。中古にも色々あって不具合があるものもあるし、新品同様の程度が良いものも沢山ある。
中古のどれを買うかは自分自身の撮影スタイルによる。ガンガン道具として割り切って使うなら、キズがあっても安い中古カメラを買えば良いし、カメラに愛着があって大事に使うタイプならば中古でも美品を選ぶ。あと、自分の中での値段の線引きも必要。10万なら出せる。20万なら諦めるとちゃんと決めておく。そうじゃないと、上を見たらきりがない。ピンキリの世界だからね。
●高画素機は必要無い。金の無駄。
ラインナップの中で、高画素機を設けているメーカーが幾つかある。キャノン、ニコンはもちろんのこと、ソニーも高画素機としての機種はある。フジは中判サイズのカメラを出してるし、未だに5000万画素だとか6000万画素だとか、それ以上のも存在する。フェーズワンの中判機もあるし、金さえあればゴロゴロと高画素機を買える。
ここで問う。君にそのサイズは必要か?
広告を仕事にしているプロは必要な人もいる。だが、大多数のハイアマチュア、俺のような写真作家という人間にとって、高画素機は不必要。何となく良さそうだからという理由だけで買うのは愚か者である。せいぜい2000万画素もあれば必要十分なのである。わざわざ高い金払って、買う必要はない。中堅機種と呼ばれるミドルレンジの機材で十分作品としての写真が撮れる。
また高画素機のスペックを活かすのであれば、それ相応のレンズが必要となる。解像度が高い最新の技術が詰まったレンズ。これがまた馬鹿みたいに値段が高い。高いカメラに高いレンズ。くれると言うなら貰ってやる。だけど、自分では絶対に買わない。この先も買う気ゼロ。ソニーのGマスターなんかにゃ手を出さない。カメラはソニーを使っていても、ソニー純正のレンズは持っていない。アダプターさえあれば、どのメーカーのレンズも使えるからが理由。
カメラ購入の話でソニー一択と言い切ったが、レンズに関してはソニーのレンズは買うな。である。幾ら良いカメラを出してるからといって調子ぶっこいてるんじゃねえよ。と言いたくなるレンズの値段。ソニーのレンズは絶対に買わない。レンズはこれまで使ってきたキャノンやニコンのレンズが使えるし、様々なオールドレンズがある。ソニーにキャノン、ニコン、オリンパス、フジ、ペンタックスのマニュアルレンズをつけて撮影してるし、ドイツやロシアのオールドレンズもよく使う。また1980年代の骨董品のレンズも改造して使う。こういう芸当が出来るからこそのソニーなのである。
●先を見据えるならミラーレス機。
時代とともに登場しては消えていくものがこれまでにも沢山あった。レコードはCDになり、CDはデジタルデータとなり、それが配信サービスで聞き放題となり、姿を変えていく。カメラも銀板からフィルムとなり、フィルムがデジタルとなって姿を変えた。カメラは一眼レフが登場する前は二眼レフだったり、レンジファインダーだったのがプリズムを使ってミラー反射でファインダーをのぞく一眼レフカメラが大きな時代を築いた。
だが。それもやがて終焉を迎える。ソニーはいち早くミラーレスに舵を切った。一眼レフではキャノン、ニコンに田打ちが出来ないと他のメーカーもミラーレス開発に力を注いだ。そしてユーザーは徐々にミラーレスを受け入れていく。そしてその流れは今後も続くだろう。やっとキャノンとニコンも重い腰を上げ始めたようである。俺から言わせれば正直遅きに失してると思ってるけども。
情報によると、キャノンはR5とR6を5Dと6Dの後継機として開発を進めている。マウントもミラーレスに合わせて、チェンジした。キャノンは割り切りが早い。以前キャノンは、FDマウントをEFマウントに変更した。ユーザーからすれば、総とっかえしないといけなくなった訳だ。その過去の歴史同様の事が今回も起こるはずだ。EFマウントはRFマウントへシフトしていくことであろう。
だから、EFレンズは早くとっとと売ってしまえ。それも俺からの助言。今まで活躍してくれて良い仕事をしてくれたことには感謝している。これからもソニーのカメラに繋げて使いたい。だが、ひとつだけ落とし穴がある。メーカーは製品の製造終了から10年間は修理するための部品を持っている。だから壊れても修理が出来る。逆に言えば、10年過ぎたら部品がないから直しようが無いのである。キャノンはそこがはっきりしてる。
ニコンについてはまだ昔ながらの職人さん気質があるので、古いレンズも対処してもらえたりするが、キャノンはその点ではドライなのである。現代レンズは電子部品の塊みたいなものなので、これまでのように町のクラッシックカメラ店に持ち込んで手先が器用なオヤジさんが、ほれ、ちゃんと直しといたぞ、とか簡単にいかないのである。
なことで、俺はキャノンのLレンズ数本とカメラ複数台を売った。
話は変わって、現在2020年春。まさにコロナの渦中。休業補償は出さず外出するなという能無しな政府。日本に生まれて心底不幸の極み。政治家と上級国民だけがのさばり、庶民はガラクタ以下。マスク2枚という扱い。更にどん底に陥る事は素人にも判る。
その件もあるから、とにかく今は金は使うな。消費拡大の為にと、のせられて使ってはならない。これからはとにかく生き延びるだけに金を費やすべきだ。食べるものと最低限生活に必要なものだけにしておくように、と俺から皆へ優しいアドバイス。
と、言うことで今回のまとめは以下の通り。
結論・・・カメラもレンズも今は一切買うな!である。
*掲載写真の説明
昨日公園で撮った桜。これを今年最後の作品とする。なぜなら公園は平日にもかかわらず沢山の人、人、人。この中で落ち着いて撮影する気にならない。この桜のみ撮影して、さっさと自宅へ戻った。「人を見たらコロナと思え」・・・勿論その中には自分も含む。乱暴な物言いに聞こえるかもしれないが、現実問題としてシビアに捉え行動する必要があると思っている。
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