2020年6月20日土曜日

[流れるライン] ヒメボタル撮影のコツ



倒木を背景に緩やかなカーブを描くヒメボタルのライン


ヒメボタルの写真を撮るときのコツ。それは奥に沢山飛んでくれて、中間に時々、レンズ手前に横切ってくれるヒメボタルが入ってくれると効果的な絵になる。なぜならば、絞り開放の被写界深度により光の写りに大小がついて、それにより遠近感が生まれ空間が生まれるからだ。


今回紹介する作品は、これまで二回登場したカニがいる倒木。(カニ1カニ2

またディストピアシリーズ第一弾でも登場のポイント。


倒木の周りにヒメボタルが縦横無尽に飛び交い通り過ぎた後が光の跡となる。それだけだと物足りなさを感じるので、レンズと倒木の中間地点に飛ぶヒメボタルの光を狙い、またレンズの手前に来るヒメボタルを狙う。ここで一番の決め手は手前にやってきてくれるコが来るかどうか。


ヒメボタルを撮影されてる方であれば、小さな点だけ撮れて、手前にはやって来て貰えずに終わってしまう経験をされてる方が多いのではないか?


この作品には見事に綺麗なカーブが入ってくれた。どうやったか。それは「お願い」である。撮影をしながら、ヒメボタルが近づいてきてくれたら、「お願い、お願い、頼みますよ〜」と、話しかける。馬鹿と思われるかもしれないが、これが実際不思議と来てくれる。そして、ちゃんと手前に来てくれたヒメには「ありがとう」とお礼を言う。今までそうやって撮影してきている。


ヒメボタルは体長5~7ミリ程度の小さな虫だ。それでも気持ちは通じると私は信じている。


本日のまとめ・・・願いは通じる



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