2020年6月27日土曜日

[はじめの一匹] ゲンジボタルの撮影開始




日が暮れて、はじめの一匹が飛んだ。


今年に入ってはじめのゲンジボタル撮影を開始した。例年であればヒメボタル撮影を続行してるのだけれど、コロナを考えてヒメポイント二箇所を断念した。


ホタル活動再開。今回はゲンジボタル撮影のために遠征。その間は車中泊。狭い車の中での生活。それでも遠征は久々なのでワクワクだ。場所は田舎の田舎のド田舎で人と遭うことは無い。時々、鹿の鳴き声が聞こえるくらい。ずっと聞こえるのはカジカなどのカエルの鳴き声。


今年最初のゲンジボタル撮影なので、昨年と飛び方や居場所が変わる場合もあるので、観察重視で撮影台数はカメラ4台。神4で様子をみる。


日が暮れてしばらくすると、はじめの一匹が光り出し、その後一斉に川の周りはお祭り状態に。まだ日が暮れきっていないので、露光の調整に気を配りながら、設定を随時変えていく。カメラに張り付いて4台を同時に操作。この時間帯が一番忙しい。


8時半過ぎると、どっぷり暗くなり露光の設定が安定するので、4台のカメラを自動に任せて、周囲の観察をすることにした。初日は観察が大事。次の日の撮影の傾向と対策のためだ。


細い農道を歩いていると、一匹のゲンジボタルがこちらに向かって近づいてきた。何となく右手を開いてホタルの前に。すると、飛んでたホタルが私の右手の中指にピタッととまった。嬉しいけど、動けなくなった。脅かすと悪いから、その場でフリーズ。


指にとまったゲンジボタルを眺める。お尻の発光する部分が息をするように強弱を繰り返している。ヒメボタルの米粒より小さい光とは違ってゲンジボタルの光は力強い。強く光る時は身体の中にブースターがあるかのように明るく光っている。


ずっとフリーズすること約10分。右手をパーにしたまま突っ立ってる姿は客観的に滑稽だ。いつになったら呪縛が解けるのだろうと、成り行きにまかせていたが、周りの沢山の光に誘われたのか、私の中指から暗闇へ向けて飛び去っていった。


そして直ぐにカメラをセットした場所に戻り撮影続行。多分うまく撮れたと思う。遠征中なので、作業は自宅のように出来ないので、とりあえずバックアップ作業。そして電波が通じる麓まで降りて、ネット繋げて、この飛び始めの一枚をアップした。



本日のまとめ・・・ゲン活開始


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