何を隠そう無類の苺好き少年である。
と、大好きなのに、我慢をしていた。
最後に苺を食べた日を覚えていない。
それほど、苺を買うのは久々だった。
苺をレジに持って行こうか自分会議。
じっと見つめていると奥から唾液が。
意を決してレジに差出す自分がいた。
今日のような寒い日は外出ると危険。
凍えないように自宅に篭り苺が正解。
まずは苺を記念撮影することにした。
心の奥で早く食べようぜの声がする。
撮り終わるやいなや苺を口へと運ぶ。
甘い汁が口の中で崩壊し解けていく。
久々に口で感じるこの至福のひと時。
全部で十個ほどあっという間に完食。
幸せな時間は長く続かないのである。
でも、また自分に誓うぞこの気持ち。
再び苺なる格別の果実を手にしよう。
苺に乾杯、苺に祝福を、苺に幸あれ!
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