2021年6月12日土曜日

[ヒメボタル撮影終盤] 森でヒメボタルと寄り添って過ごした夜

 


昨夜見た光景。

いつもの森でいつものようにセッティング。夜を待ちヒメボタルの撮影に臨む。カメラの数は4台。そのうちの一台の後に張り付き、発光を待つ。宵の口に、一番目のヒメボタルが発光を始めた。腰掛けた私のまさにすぐ隣で。手を伸ばせば触れるくらいの距離。

森の向こうを眺めていると、隣の発光を繰り返す姫が、よじよじと茂みから這い出て、私がセットした三脚に登ってきた。とても微笑ましい光景。前を見て撮影しないといけないので、この子が気になる。そして三脚の雲台まで姫が到達。

それで終わると思いきやカメラまで登ってきた。カメラのあちこちを這うヒメボタル。そのうちにカメラの軍艦部までやってきてピカピカと光っている。可愛い。姫萌えである。目の前の撮影は二の次にして、この子を目で追った。

8時10分過ぎて、飽きたのか姫が下に降りた。その後もよじよじと地面をゆっくりと這っている。踏まないように細心の注意を払って、前方に広がるヒメボタルの舞いを撮影に臨んだ。これからが本番。正気を取り戻して撮影に専念。

その後、気がついた頃にはもうその姫はいなくなっていた。

ずっとしばらく姫と過ごした時間。なんか、幸せ。


また、この日には1年ぶりに森で姫仲間と出会った。久々の再会。お話するも、連日誰とも喋らない毎日を過ごしてるので、呂律が回らない。滑舌が悪い。たまには人間の言葉を発しないと駄目だなと思った。


この日もしっかり写真が撮れて大満足。ただ、心なしか数が減ってきている。また光の強さも弱い。終盤に見受けられる傾向。私がホームグランドにしてる森。通称「加藤の森」、この日を持って終了とすることにした。また来年のお楽しみ。


とりあえず連日連夜森に出勤していたので疲労蓄積。今日は休息日にする。お疲れ様、自分!




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