キノコにヒメボタルの光が映ってる。
昨日はザーザー降りの雨でした。森に出勤するかどうか迷ったけど、予報では夜までには雨が上がるっぽかったので出動。
森に到着時はまだ雨。雨の中でアングルを探る。そしてセッティング。三脚にカメラを固定し終えて、椅子に腰掛けてボーッとカメラの先を眺める。今日も光ってくれるかな。
すると、小さな黒い影が50Mくらい先を横切った。シルエットからすると、イタチかリスかテンか?あっけにとられていると、また二匹目。今度のはちょっと小さかったかも。か、可愛い。小動物の親子っぽい。そして、これで終わらず、三匹目。とろくさいっぽさが残る子供だ。こいつの仕草がまた可愛くて萌えた。あっという間のことで口をぽかんとして一部始終を目に焼き付けた。あいにくシャッターを切れなかったのは残念だけど、仕方ない。可愛いかったから許してもらおう。
そんなドラマのあと、日が暮れて夜へ突入。ポツポツと光が点り始め、カメラのシャッターを切っていく。この日のカメラは4台。そのうちの1台は雨が多い時期にしか現れないキノコに向けて撮影をしていた。一か八かの撮影。キノコの背景にヒメボタルが飛んでくれれば成功となる撮影。でも、なかなか前を飛んでくれない。どうなってるかが気になるもシャッターをひたすら切り続ける。
自宅に戻り撮影したカットを1枚1枚じっくりチェックする。ガーン。キノコに向けたカメラには1枚もヒメボタルが撮れていない。まあ一か八かだったのでハズレだっただけのこと。と半ば諦めていたのだけれど、その中の1枚に目が止まった。にゃんと、雨で濡れたキノコのフォルムにヒメボタルの光が映り込んでいた。おおっ、一同から歓声が上がる(俺一人だけど)。
今まで、こんなの撮ったことないカットだったので、一人興奮のるつぼに入った。また、真っ暗な夜なのにキノコがぼーっと明るく写っていたのも興味深い。シイノトモシビダケとか光るキノコは色々あるけど、ノーマルキノコも光るんだね。
そんなこんなで昨夜は有意義な夜でありました。
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